先生が、私を離して驚いたように目を見開いて

聞いてきた。

「先生として…とか?」

不安そうに私を見つめる。先生、そんなわけな

いでしょ。この状況とこの流れで先生としてと

かKYすぎるでしょ。真剣に私の目をまっすぐ

見る先生に、私は精一杯の笑顔で答えた。

「先生としても大好きですけど、家で意地悪

言ったり、一緒にご飯作ってくれたり、優しく

頭を撫でてくれたり。そんな先生の方がもっと

もっと大好きです。私はずっと前から先生に恋

してます。」

恋してますって…なんか恥ずかしいな。でも、

私のほんとの気持ち知ってほしいから。

「みい、オレと付き合って。」