「先生、今日は何作ります?」

えふのひもを縛りながらきくと、先生は冷蔵

庫から卵を取り出した。

「オムライス。」

「ほんとですか?私割と得意ですよ!」

「じゃあ、全部みいに任せちゃおうかな!」

「そんなこと言わないでください!一緒に作

りましょ?」

先生はいたずらっぽく私に言うので、寂しく

なって、一緒になって言っちゃった。

「簡単そうに野菜を切る先生は手先が器用で

料理上手。

「みい。何みてるの?」

野菜を切っていた手を止めて、私と目があっ

た。まさか、私先生のこと見つめてた?

私のばかばか!恥ずかしい…!