「めぐ、謝らないで。悪いのはめぐじゃない。

お母さんなの。だから、謝らないで。ずっと心

配してくれてありがとう。」

私にできる事は、めぐは悪くないって教えるこ

としかなかった。

「みいちゃんの傷は完治するまでちょっと時間

がかかるだろうから、高木先生。放課後みいち

ゃんを保健室まで連れてきてください。

「わかりました。よろしくお願いします。」

私が制服を着て、保健室を出ると、「先生と住

めてよかったね。」ってめぐが優しく笑ってく

れた。

お父さん、先生も友達もみんな優しいよ。

ありがとう、お父さん。