ガシッ
腕を掴まれた。恐る恐る掴まれた腕の方を見た。
先程まで悪口を言っていたやつらだ。
私は腕を掴んでいる手を振りほどいた。

「あれれ?東田さーん?なんでいるのー?」
「今の話聴いてたよねー?」
「部活はー?」

まずい…どーしよ…私はとっさに

「話?どんな話?聞いてみたーい!
今から部活なんだー!んじゃーねー」

と言って部室に駆けていった。