「ふふふ」

ひろと、りょうすけ、そうた、さくらと私がその声の方を見る。

浅田ゆいろだ。彼女には先日、牛乳をぶちまけてしまった…まあ許してくれたのだが、制服にはまだ跡が少しある。

「どうした?」

そうたが声をかける。

「別に?」

怖い。怖すぎる。彼女はそうたによると、探偵団に入っているようだ。秘密をたくさん握っている。

「ところで、ふうちゃんってそうたと付き合ってるの?」