「いや、ふうちゃんがそうたと付き合っているっていう…」

「あーそれね。ほんとだよ。」

さつきが口をはさんだ。

「え?」

みさきとあすかが驚嘆の声を漏らす。

私はしまったと思った。
その噂は前からあり、私はさつきに問い詰められ、ついに本当だと認めてしまったのだ。

「そーだったんだー!!!」
「へーそうなんですね」

あすかは相当テンションが上がってしまっている…

「そうそう!」

と、まるで自分がいいことをような口調でさつきが話している。

私は明日の学校生活が無事に送れることを願った。