「あ、東田さん!」
「ああ、きたきたー」
「お前遅くね?」
「いやー東田さん、きてくれて助かりましたよー」

歓迎の声がたくさん聞こえてくる。
私はサイエンス部物理班の1年生で、今、迎え入れてくれたのは、物理班の、初めから
1年、木村よしと
1年、小出しんいち
2年、藤川かずや
1年、安永まさのぶ
だ。
よしとは、いっつも私に優しく、気が弱く、頭が悪いのだが、私と話している時はとても賢い。
しんいちは、私達のクラスメイトの永島ゆのんの彼氏で、通称しんちゃん。
2年のかずや先輩は、ピアノがとても上手で、友達が多く、私達、後輩とも仲良しだ。
まさのぶは物理班1年男子の中で唯一、違うクラスで、成績優秀者、通称ししょーと呼ばれ、尊敬されている…おそらく…

「ふうちゃん、早くして」

その声の方を見ると、さつきとあすか、みさきがいた。
あすかは、高木あすかという同じクラスの数学がオール100点のむちゃくちゃの美人だ。
みさきは、二保みさきという少し病んでる違うクラスの慣れるととても毒舌になる子だ。
そして、私を呼んだ本人、さつき。なぜ、私達が同じ部活なのかと言うと、まあ、聞かない方がいい…

「あれ?東田さん、いたの?」

この超アホっぽい発言をしたのは、村上まなとだ。私達は同じクラスで、とても仲がいい。

「ごめんごめん、今行くね!いるわぼけ!」

私はそう明るく返事して、そのメンバーと一緒に部活動を始めた。