世界でいちばんキミが好き。




『どうしてさいきんつめたいの?』


彼氏がひとりのときをみはからって、彼女は彼にといただす。


『べつに』


彼女を好きにはかわりないけど、これはヤキモチのため。


そう思って、彼は演技をつづける。


『おまえこそもともと俺につめてぇじゃん。俺らもうおわり?』


そう言うと、彼女に背をむけてあるきだす。


すると、とつぜんうしろからだきしめられる。


『……っ、好き!嫌いになんてなってない!わかれたくないよぉっ……』


ギューッと、強くだきしめられる。


『女の子とはなしているときも、ずっとモヤモヤしてた。でもあたし素直じゃないから言えなかった』


もう、じゅうぶんだと思った。


彼女の腕をほどいて、今度は彼氏が前から彼女をだきしめる。