世界でいちばんキミが好き。




その子のうしろ姿を俺がみるように、ニコもその子のうしろ姿をみつめている。


「天ちゃん、あの子だれ……」


ぶぅ……と口をとがらして、俺にそうきくニコ。


そんな顔をみると、いじわるしたくなる。


「さぁ〜。ニコには関係ないよ」


そう言って、俺もわたり廊下のほうへあるいていく。


「っ……天ちゃんのいじわる!」


ん?これって、蛍と屋上ではなしてたヤキモチのやつと状況がにてねぇ?


俺のあとをひょこひょこついてきているニコの足音がうしろからきこえてきて、フッと笑みがこぼれる。


やべぇ、かわいい……。


もっと、もっと、いじわるしたくなる。






「あの子、かわいかったよな〜」


思ってもいないことを口にだして、そのまま足をすすめる。


もうすぐ、俺らの教室につく。


腹減ったなー、なんて思っていると、カーディガンのそでをうしろからギュッとつかまれる。