「男の嫉妬って、みっともなーいっ」
「だから、うるせーって」
これだから、女はあんまり好きじゃない。
だけど……、
「ねぇ、てんてん。ニコ、これからどんどんかわいくなるよ?」
さっきまでの声とはうってかわって、今度は真剣な顔。
「これから、もっともっとライバルふえるよ?てんてんがもたもたしてたら、ニコ、ほんとにだれかのモノになるんだからね?」
「幼なじみはしょせん、幼なじみでしかないんだから」
わかってるよ……。
「……んなこと、俺がいちばんわかってるから」
だけど、美月の言うとおり。
なにもできない自分がなさけない。
「あたしは応援してるよ。大好きなニコをまかせられるのは、むかしからてんてんしかいないもん。だから、しっかりしてよね!」
ポンポンと、俺の肩を2回たたく。
にぎやかな女子は、とくに嫌い。
もちろん、美月もそのタイプ。
だけど美月は、中学からいっしょにいるけど嫌いになれない。



