世界でいちばんキミが好き。




体育館と校舎をつなぐわたり廊下の柱にもたれかかって、美月が体育館からでてくるのをまつ。


「さむっ……」


ブレザーを羽織らずにカーディガンだけできたから、さすがにさむい。


はやくこねぇかななんて思っていると、ギャハギャハとにぎやかな笑い声がきこえてきて、声がするほうに視線をうつす。


「あっれー?てんてんじゃん!どうしたのー?」


俺がみるまえに俺にきづいた美月は、むこうから声をあげながらあるいてくる。


美月のほかに、3人の化粧の濃い女たち。


ほんと、ニコと親友なのがナゾなんだけど……。


「おまえ、ニコを色気づかせんな」


ほかの3人にはおかまいなしに、美月にはなしかける。


すると、美月がとつぜん笑いだす。


「なんだよ」

「てんてんの嫉妬がはじまったー」

「うっせーよ」


バカにしやがって。