世界でいちばんキミが好き。




「俺がいつも……?」

「そっ!今日だってニコちゃんが先輩と廊下ではなしてたら天がわりこんだだろ?それって、ヤキモチじゃん?」


「もし、逆の立場で天が女の子とはなしてたらさ、ニコちゃんヤキモチやくと思うけどなぁ〜」


いいかんがえじゃない?なんて言う蛍の顔をジッとみつめる。


「ん?なに?」

「蛍、俺それしてみるわ」


ニコにヤキモチをやかれるとか、そんなしあわせなことはない。


「おう!うまくいくといいな」


それから、蛍とたわいもないはなしをしていると、きづけばもう、あとすこしで4限がおわる。


昼休みに職員室によばれてるいるからと言って、蛍は先にもどっていった。






ニコが俺にヤキモチか……。

かんがえただけで、ニヤけてくる。


あー、俺ってきもちわりぃ。


俺ももどろう。


蛍にすこしおくれて4限のおわりのチャイムが鳴ると同時に、俺も教室にむかった。