《リーナside》

眠ってしばらくがたった。
三人の不注意で玄関の鍵がしまっていなかった。

カチャ.....

トコトコ.....

どんどん音が大きくなる。

ガタガタ....

ガチャッ.....

部屋に入ってきた?

「て…び…………か?」

「お…そう……く…」

グイッ。

私は目が覚めた。

「ちょっと、なにすんの?てかだれ!」

「お嬢ちゃんちょっと黙っててな。」

私は口にガムテープをはられ喋れなくなった。

「んんんー!んんんんー!」
(レイトー!カルロスー!)

「よし、連れてく準備は出来た。」

ドタバタッドタバタッ

「大丈夫かっ!リー...
誰だお前ら!リーナをはなせ!」

「ふっ、俺達は、〝ハウラス魔王〟の部下だ。この嬢ちゃんは、俺らが必要としているんだ。返すわけには行かない。じゃあな。」

「おい!まて、リーナを返せぇ!!」

ゴゴゴゴシュンッ...

『レイト…助けて。』

私の、意識はどんどん遠ざかっていった。.........