君（仮）

《カルロスside》

僕は、レイトとわかれたあと、すぐ近くにあった道具屋に入った。

「えーっと...ロープ...ロープ.......」

しばらく探した。

「ああー！ロープどこ！！」

「おや、ロープをお探しかい？」

「あ、はいそうです！」

「それなら、レジにあるよ」

「ほんとですか！」

もう。ロープがなんでレジにあるの！だから見つからないんじゃん！

「はい、どうぞ。これだけでいいかな？」

「はい、これだけでおっけーです。」

「なら、150ゴールドだよ。」

「はい。」

「まいどあり！」

僕は、ロープを肩にかけて、鍛冶屋を目指した。

しばらく歩くと
『いぇーーーーい』

と、聞こえた。

僕は、ぷっと吹き出して笑った。

そして、鍛冶屋につくと

「おじゃましまーす！」

と言って入った。

「おぉ！カルロスか！ついさっき、レイトが出ていったよ！」

「うん。知ってるよ！」

僕は、笑うのを我慢して言った。

「それで、どんな要件で？」

「あ、僕の短剣を綺麗にしてください！」

「かしこまり！すぐ終わるからまっててな。」

「はーい。」

少しも待たないうちに、出来上がった。

「おまたせ！」

「ありがとう！菊爺ごめんね。いまは、長話をしてる暇はないんだ。もう、12時半だから、もう行かなきゃ！お代はいくら？」

「あ、お代は旅立ち応援で免除だよ！頑張ってこいよ！」

「はーい！なら、またいつかねー！！」

そう言って僕は、お店の出入口に向かった。
約束の一時まで、もう時間は少なかった僕は歩く速さをはやくして急いで待ち合わせ場所に向かった。