「...山岡、おれ、山岡のことが...す、す、す...!!!」
「?山下くん何言ってんの?『す』?」
私、山下くんのことずっとカッコイイなあって優しいなあって...好きだなあって思ってるからふたりきりになると緊張しちゃうよ。
「う、うん。す、す、す」
「『す』ってなによぉ。先生も言ってたでしょ?もうすぐ中学生になるんだからはっきりはきはきと伝えなさいって!」
私としては、昨日マンガで見たつきあってくださいって言葉がいいな...。
告白してた男の子、山下くんみたいに顔がまっかっかだったなぁ。
「もう言うね!山岡笑那さん!」
「は、はい!!」
いきなり背筋を伸ばした山下くんに私までつられてしまった。
「おれ、山岡のことが好きです!おれとつきあってください!!」
す き ?
山下くんが私のことを?
「はい!!!」
考えるより先に答えてた。
「ほんとに!?やったーーーー!」
「え…あほんとに私...!?」
かわいくてカッコイイ山下くんのこと、ほんとに気になってたの。
だから、すごく嬉しい...!
「じゃあ、笑那!一緒に帰ろ!!」
「うん!泰賀くん!」
泰賀くん...か、なんか違う...?
「やっぱり『泰ちゃん』」
「いいよ、『泰ちゃん』!嬉しい!!」
初めて手を繋いで帰った12歳。
「『泰ちゃん』...」
最近、あなたの夢をずっと見ています。
山下泰賀。
私の初恋の人。
「笑那!」
かわいい笑顔も、よく透る声もよく覚えています。
「...どうして...?」
「?山下くん何言ってんの?『す』?」
私、山下くんのことずっとカッコイイなあって優しいなあって...好きだなあって思ってるからふたりきりになると緊張しちゃうよ。
「う、うん。す、す、す」
「『す』ってなによぉ。先生も言ってたでしょ?もうすぐ中学生になるんだからはっきりはきはきと伝えなさいって!」
私としては、昨日マンガで見たつきあってくださいって言葉がいいな...。
告白してた男の子、山下くんみたいに顔がまっかっかだったなぁ。
「もう言うね!山岡笑那さん!」
「は、はい!!」
いきなり背筋を伸ばした山下くんに私までつられてしまった。
「おれ、山岡のことが好きです!おれとつきあってください!!」
す き ?
山下くんが私のことを?
「はい!!!」
考えるより先に答えてた。
「ほんとに!?やったーーーー!」
「え…あほんとに私...!?」
かわいくてカッコイイ山下くんのこと、ほんとに気になってたの。
だから、すごく嬉しい...!
「じゃあ、笑那!一緒に帰ろ!!」
「うん!泰賀くん!」
泰賀くん...か、なんか違う...?
「やっぱり『泰ちゃん』」
「いいよ、『泰ちゃん』!嬉しい!!」
初めて手を繋いで帰った12歳。
「『泰ちゃん』...」
最近、あなたの夢をずっと見ています。
山下泰賀。
私の初恋の人。
「笑那!」
かわいい笑顔も、よく透る声もよく覚えています。
「...どうして...?」

