近いようで遠い恋

「普通なら、友達と遊ぶんじゃね?」

人気者に何が分かるのと、こみ上げてくる怒りを必死に抑えた

「わかりませんよ。太陽くんみたいな人には…」

そう言うと、彼は目を丸くしてこっちを見つめてる

「どう言うこと?」

理解してないのか、私の方をじーっと見つめてる

「太陽くんみたいに人気者には私の気持ちなんてわかりません。どうせ私のことなんて興味ないんですから」

苦笑いしながら言っていると、今度は太陽くんが怒った

「そんな風に言って変わろうとしてないのは、光だろ」

グサっと言われて胸が痛む

「そんなことを言われても…」

同返事すればいいのか私は分からなかった

「お前の名前光だろ?そして、俺の名前は太陽だ」

(私の名前は、光…)

「だから、お前が自ら輝こうとすれば俺はお前の味方だ」

私は自ら輝こうとしてなかった、またまた痛いところ掴まれたが、今度は全く怒らなかった

「光は変われる。だから待ってるからな」

そう言われて、私の頭をくしゃっと撫でる。

(変われるかな…私でも)