近いようで遠い恋

手当てが終わった後、太陽くんのお母さんが入れてくれた紅茶を飲んでいた。

「今日はすみません。手当てまでしてもらっちゃって…えっと佑里恵さんですよね?」

すると太陽くんのお母さん(佑里恵さん)は、私にニコッと笑って微笑んでいる。

「気にしないで、元は太陽がいけないのよ〜またよそ見して歩いてるから〜」

太陽くんは、あははーと笑っている。

するとうちのママがこう言いだした。

「ねえ佑里恵!よかったら今夜ホームパーティにしましょうよ」

佑里恵さんも目を輝かせ

「良いわねーじゃあ買い物行きましょうよ」

(買い物?困る、困る困る…太陽くんと二人きりなんて無理ー!)

「ちょっと待ってママ!」

「じゃあ行ってきまーす」

二人きりなった部屋は静まり返る

(誰か助けて〜ママ〜)