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「んで、また振られたと…」


腕を組んで、偉そうにしているこの子は、大倉 玲架(れいか)

私はあの後、幼なじみの玲架の家に来ていた


玲架は昔、『艶がかった自分の黒髪は神!』と言って、大事に伸ばしていた

だが、今では長かった毛を肩までバッサリと切って、茶色染めるなど、「JKです!」オーラがとにかくヤバい


「まぁ雄治先輩(←私の元カレ)は優しくて印象いいけど、噂じゃ女たらしで有名だし、返ってよかったんじゃないの?」


なーんて言いながら、ポケットからスマホを取り出した