「十雪。すごいぞお前また満点だ」先生は私に毎月ある小テストを返すと言った。先生の名前は、綺羅石先生。学校1の若い先生で担当は保健体育。「ありがとうございます」私はそう言うと机に戻った。「佐伯間 勇気。お前もっと頑張らないと」先生はまたテストを返し始めた。
「十雪。勉強教えてくれ」昼休み私が外の人があまり来ない場所でお昼を取っていると後ろから声がした。振り返るとそこにいたのは、喪失の幹部達。姫の類馬 南、副総長の冴息 謙斗、総長の右腕塁柿 空、総長の愛影 守の五人だ。「えーと、あの」私は何で今こういう状況になっているのか分からずに困っていた。