「羽美ってば!」


「………え?」


「もう。さっきから呼んでるのに。」


「あ。ごめん。」


今、3人で近くのカフェに来ている。

当然、向こうに2人が座って私の隣には鞄が座っている。


今まで避けてきたのに、こうも目の当たりにするのはさすがにキツい。


「じゃあ、優人くん!始めちゃおっか!」


「そうだな!」


な、何を始めるの?


2人のニヤついた表情を見て、何だか不安になった。



「すいませーん!頼んでたのお願いしまーす!」


里奈が店員さんに頼むと、店員さんが何かをもってきた。





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