少しずつだけど、ぼくたちの世界には星がふえていきました。


それと同時に暗やみもうすまってきました。



もうだれもむりに星をつくることはしません。

ただ、だれかを大切にする心や気づかう心を持つようにしました。


それでもだれかを傷つけてしまったときは、心をこめて「ごめんなさい」と言うのでした。


もちろん、ぼくたちの気持ちが伝わらないときもありました。


そんなときはむねがちくちくしてとても悲しいのだけども、きっと分かってくれるときがくるだろうと、あきらめずに伝えつづけるのでした。




星をつくるには、かくし味が必要です。