「こないだ、話したでしょ?里保の家庭教師さんよ」 まじかよ。この人。 何年母親やってんの。 とか思ってると、家庭教師が口を開いた。 「家庭教師をさせて頂くことになりました。小木曽柊です。 」 はあ。 「鈴原里保です。」 自分でも自己紹介をしつつ 頭の中で、小木曽柊(オギソ シュウ) という名前をぐるぐるさせ、 あの、本屋さんの店員さんと同じ苗字だなとか シュウって漢字どう書くんだろとか 考えても意味の無い事ばかりがぐるぐる。