「 花宮 っていいます。

よかったら友達から 始めてくれませんか!?」





お友達!!!なんて素敵な響きなの。



そんなの返事は決まってる。




「 もちろん! よろしくお願いします!」




先輩は大袈裟じゃないかと

思うくらい ガッツポーズをしながら

喜んでいたので ももりは

それを微笑ましく見ていた。



* * *



ルンルンで帰ってくる ももりを見て

悟った凪沙は 毎回 呼び出しのあとに

相手の元に誤解を解きにいく習慣ができた。

そんなこと ももりは 気づくわけもないーーー。