35センチの恋






「 …さっきのやつと 付き合ってるのか?」



意を決して 口を開く。




「 宗ちゃんのこと?

違うよ?ただの幼馴染みだよ。」



「 そっか。」




安心はしたものの やっぱり

さっきの光景が 脳裏に焼きついて離れない。




その後 沈黙が続き家に着くまで

お互い一言も話さなかった。