「 ねぇ 稜くん!たこ焼き! あ!わたがし!焼きそば! カキ氷もあるよ!」 「 はいはい。ちょっと 落ち着こうな。 何から食べたい?」 はしゃぎまくる 私の頭を 子どもをなだめるように ぽんぽんしながら 話す。 「 じゃあ わたがしがいい!」 「ん。買ってくるから ここで待ってな。」 大人しく ここで待ってることにした。 稜くんが 離れてすぐ 向こうの方から 聞き覚えのある 声が聞こえてくる。