昨日は 3年生の先輩だった。
放課後ーーーー。
わざわざ 1年生の 教室まで 来てくれた先輩。
話があると言われ
先輩のあとをついていく。
まだ肌寒い 屋上。
俯いて 一向に顔を上げない先輩に
声をかけてみる。
「… 先輩?」
ビクッと肩を震わす先輩は
何故か緊張しているみたい。
「 あの!… えっと…
黄瀬さんと ずっと話してみたくて! 」
「 私のこと 知ってくださってたんですね。
ふふっ。嬉しいなぁ。」
自分のことを知ってくれていることに
少し驚いたけど 嬉しくて
先輩に笑顔を向けると
急に 真っ赤な顔になる 先輩。
「 ??? 」
ハテナでいっぱいの私の頭。
「 ///っ! あぁ ごめん。ほんとすごい破壊力。」
破壊力?なんだろう。
