稜くんはクールで
言葉も多い方では ないけれど
いつも ストレートに
気持ちを伝えてくれる。
それが すごく嬉しい。
じゃあまたと 手を振って お家へ入ろうと
すると 後ろから 呼び止められる。
「 あのさ!明後日の花火大会
一緒にいかないか?」
「 花火大会?行きたい!」
「 そっか。よかった。
じゃあ 18時に神社の横の階段で。」
わぁ 楽しみだなぁ。
みんなでお祭りなんて
ワクワクする!!
「うん!じゃあ みんなにも
言っておくね。」
そういうと 稜くんは 少し困った顔をする。
「 いや その日は 2人で… ダメか?」
ふ、ふたり?!
ダメじゃないんだけど
デートみたいで 緊張しちゃうなぁ。
…でも あんな顔されたら断れないよ。
「 じゃあ 2人でいこっか…?」
少し照れくさいけど 今日2人でいて
すごく楽しかったし
また 一緒にお出かけできるのが嬉しかった。
「 ありがとう。楽しみにしてる。
じゃあ また。」
少し笑顔を見せたあと
照れくさそうに 去っていく。
なんだか可愛いなって思った。