恥ずかしいから降ろしてって 言ってみるけど 動いたら落ちるよなんて言われたら どうすることもできない。 諦めて 大人しく 稜くんの上に いることにした。 慣れてくると 恥ずかしさなんて 忘れて 浮かんでいることが 楽しくなってくる。 「 ねぇねぇ あっちまでいこう!」 そんなわがままだって 嫌な顔ひとつせずに 聞いてくれた。 たくさんお話できたし 稜くんのことを知ることができて すごく楽しい時間だった。