バサッ




突然 視界が真っ暗になる。


「 わぁ!」


被せられたのはおっきなTシャツだった。


稜くん?



「 それ 着たほうがいい。」


え…?あ、やっぱり

似合ってないってことかな…



「そうだよね。ごめん。」



「 …っ! いや、ごめん違くて。

あー。もう。だから… 」


何か言いづらそうにしてる稜くん。



「 すげぇ 似合ってるけど…

みんなに見られるだろ。 」



ん?



「 誰も私なんか 見てないよ。

それに私は 気にしないよ?」


「 俺がやなの。」



ふふっ。なんか稜くん お父さんみたい。



「 じゃあ これ借りるね?」


「 ん。」



満足そうに 微笑む稜くん。



するとなぜかみんながニヤニヤしてる。



???



そんなことより 遊ぶぞー!!!







この場で そんな稜人のわかりやすい

ヤキモチに 気づいていないのは

ももりだけ ーーー 。