んんっ … よく寝た。
大きなあくびをしながら目を開けると
「 おはよ。」
優しい声でそう言った 稜くん。
…に もたれかかっている 私。
車内を見渡すと誰もいない。
「 わぁ!ご、ごめん!
重いのに 疲れたよね!
それに私がもたれかかってたせいで
行けなかったんだよね… 」
恥ずかしさと 申し訳なさでいっぱいなる。
「 気にしなくていい。
俺もさっきまで寝てたし。」
なんて言いながら 必死に
あくびを抑えてる 稜くんはきっと
私のために嘘をついてくれてる。
ほんと優しい人だなぁ。
2人で車を降り みんなのところへ向かう。
