「 凪ちゃん。帰る前に
お手洗い 行ってくるね。」
帰り支度を終えて お手洗いに
向かった。
「 ももりちゃーん!!」
振り返らずとも この高いテンションで
誰だかすぐにわかる。
「 横山くん。久しぶりだね。」
「 ほんとだよー。全然会えなかったね。」
寂しかったよ〜 って言う
横山くんは ちょっぴり可愛い。
「 久しぶり。」
久しぶりに聞くこの声。
「あ… 稜くん 久しぶり。」
あのときから 1度も話せてなかったから
少し心配だったけど
稜くんは 何事もなかったかのように
接してくれたので 安心した。
