得意げに笑う女。3年の女か。 「 お前みたいな そういうことでしか 男を落とせない女 死んでも無理だわ。失せろ。」 自分でも驚くぐらい 低い声で言った。 「 な、なによ このガキ! あんたなんか ただの飾りなんだから!」 キッと睨み 走って行く。 ” 飾り ” か… 。 今日はサボろう。 保健室へ向かった。 保健室のドアを開けた瞬間 微かに 桃の香りがした気がした。 ベッドを見ると 端のベッドで 先に 誰かが寝ていた。