「 なんだか熱っぽくて…
保健室行ってくるね。」
「 無理しない方がいいからね。
そうしな!送ってく。」
凪ちゃんは そう言ってくれたけど
授業に遅れそうだったので
気持ちだけありがたく受け取って
1人で 保健室へ向かった。
廊下を歩いていると 空き教室から
女の子の声が聞こえた。
「 好きだからに決まってるじゃない。」
… ???
そーっと教室を覗いてみると その女の子が
稜くんと キスしていた。
えっ…
ズキンッ
なんだろう モヤモヤする。
謎のモヤモヤを 抱えたまま
足早に教室を後にした。
