35センチの恋






ばっ!!!



突然 肩を掴んで 離される。





「 ごめん!ほんとごめん! 」




稜くんは頭を抱え 何度も謝罪する。




「 えっと… 」




私が何も言えないでいると





「 忘れてほしい。」





一言 そう言って 黙り込んだ。





稜くんは 遊びで そんなことを

する人だとは 思えない。



何かあったのかな。心配だな。





そのまま2人とも

一言も 話すことなく 観覧車を降りた。






ただ… 稜くんにキスされて

嫌じゃないって 思ってる自分がいた ーーー。