「 …っ双子?!!」
突然 湯川くんが 大きな声をだす。
「 どした 稜人!
双子!双子だよ!?」
「 … くそっ、なんだそれ。
全然似てねえ。」
湯川くんが 小さな声で 何か 呟いた。
「 ん?」
私が聞き返すと なんでもないって言われた。
湯川くん。不思議な男の子だなぁ。
「 じゃあね ももり。またあとで。」
「 浩大!こいつのこと頼むな。」
お昼ごはんを食べたあと
そう言って 2人は仲良く手を繋いで
人混みに消えて行った。
「 じゃあ 俺らもそろそろ
行こっか。」
「 俺らも一緒に行っていい?」
浩大くんに続くように
横山くんが言う。
「 え?あ、ももがいいなら
俺は大丈夫だけど。」
「 よし!じゃあ 決まり!いこ!」
そう言って 歩きだす。
