35センチの恋






もちろんりたは警戒している。




少し不機嫌だ。




そんなりたに こっそり耳打ちする。




「 私は 大丈夫だよ。

そんなことより お昼食べたあと

凪ちゃんと 2人で行っておいでよ。」





りたのことは 誰よりもわかってるつもり。




凪ちゃんのことになると

りたは 機嫌が良くなる。




「 いいのか?浩大と2人で大丈夫か?」



「大丈夫!楽しんできて!」




私がそう言うと 満面の笑みで

ありがとなって 頭を撫でてくれる。




よし これで この場の空気は守られた!






「 さっきから 2人イチャイチャ

しすぎなんじゃなーい?」





そのやりとりを見ていた 横山くんが

口を尖らせて こっちを見る。




「 この2人はいっつもこうなのよ。」




呆れたように言う 凪ちゃんに

横山くんは まだ納得してないご様子。




「 いくら双子だって 仲良すぎ。

妬いちゃうなぁ。」