「 あー!ももりちゃん!」 この前 購買で 初めて話した 横山くんが すぐ隣の席から 手を振っている。 「あ!横山くん!と … 」 あれ… 名前なんだっけ。 「 湯川… 。湯川稜人。 まだ 言ってなかったな。」 私の心を読んでいるかのように 自己紹介してくれた。 「 湯川くんね。私は 黄瀬ももり。」 「 ん。覚えとく。」 この声のトーン 落ちつくなぁ… なんて思っていると 「 俺らも混ぜてよ。」 横山くんたちが 同じテーブルに来た。