和磨が教室をでて 10分経った。
遅い。
どうせまたでも女 口説いてんだろ。
しゃーねぇ 腹減ったし行くか。
購買に着くと 女どもが甲高い声を出し
騒ぎ出す。
耳が痛てぇ。
お、いたいた。やっぱり女か。
和磨に近寄り 声をかけたその時
俺が 今1番会いたかった あの子が
そこにいた。
動揺を上手く隠せてた自信はない。
そのぐらい 俺の気持ちは高揚していた。
そんな中 彼女の目は
俺を捉えて離そうとしない。
待て待て。なんなんだ。
なんで俺を見てる。
やべぇ。すげぇ ドキドキしてる。
緊張を悟られないように
白々しく 俺の顔になんかついてる?
なんて聞く。
