「 稜人くん。好きです!
付き合ってください!」
放課後 上履きを履き替えていると
突然 目の前に現れた 香水くさい女が
わけのわからないことを言っている。
初めて会う 見たこともない
話したこともない女。
「 好き?俺のどこが好きなの。」
わかりきっているが あえて聞く俺は
相当性格が悪い。
「 頭が良くて 運動神経がよくて
かっこいいところ… かな。///」
女が顔を赤らめながら言った。
まただ。
俺の中身なんて 一切見ようとしない。
「 ふざけるな。俺の何を知ってんだ。
何も知らないくせに 好きだとか
言ってんじゃねぇよ。」
女の気持ちなんて お構いなしに
キツい言葉をぶつける。
「 …ぅうっっ」
女は 泣きながら 走っていく。
どうでもいい。イライラする。
だから女は嫌いだ…