『りおんたーん♡おっはよーん♡♡』
『あいり…』
『げげ!どうしたの。りおんたん?』
『あのね…』
あいりに昨日のことをすべて打ち明けた。
『そっか。辛かったね…
でもさ、まだ好きな子は誰かは聞いてないんでしょ?ならチャンスはあるんじゃない?』
確かにまだ、誰かは聞いていなかった。
でも、好きな子には普通相談とかしないよね…ははは
でもチャンスはあるかも!
根拠はないけれど!
『今日も、一緒に帰って聞いてみたら?』
『うん!そーする!
あいり、ありがとう!』
『りおんが元気になったってよかった。』
幼なじみとして
初恋の相手として
ちゃんと応援してあげなきゃね!
教室に入ろうとすると、りょうくんが目の前にいた。
『あ、りょうくんおはよう』
『おう。おはよ』
一緒に帰ろってちゃんと言わなきゃ!!
『りょうくん!あのさ…』
『なに?』
『今日って一緒に帰れる?』
『別にいいけど、どうした?
りおんから誘ってくるなんて珍しい…
なんかあったのか?相談とかなら乗るぞ。』
『そんなんじゃないよw
りょうくんとあまり一緒に帰ってなかったから帰ろうかなってだけ。』
りょうくんの言葉にはいつも脅かされる。
なんかあったんですよ!
当たってますよ!
ほんと毎回びっくりです。心の中が見えているのか…
