気付いたら時計が次の日の朝2時になっていた。


そのままずっと寝てたみたい。
ふと机を見るとご飯があった。そこには手紙がそえてあった。




【落ち着いたらチンして食べなさい。】




お母さんの字でそう書いてあった。
泣いている声がリビングまで聞こえたんだろうな。大きな声出して泣いたもんな。



う…急に恥ずかしくなってきた。


とにかくお風呂入って着替えて学校の準備しよ!気持ちを切り替えて頑張ろっ!




立ち上がった瞬間何かが落ちる音がした。




『ん?』




落ちたのは布団だった。
誰かが私に布団をかけてくれたらしい。

きっと母だろう。




私はご飯を食べお風呂に入り登校時間までリビングで時間を潰していた。





登校中ずっと、失恋したことを考えていた。



ひとりじゃ立ち直れない。
あいりに相談に乗ってもらおう。


あいりは私がりょうくんを好きなことを知っている。

ずっと片思いだってことも。

無理やりくっつけようとはしないで、話を聞いてくれたりアドバイスをくれたり…

我ながらいい心友を持ったと思う。うん。