暫く歩けば小さな丘へと着いた。
明かりもなく暗い道に少し不安を感じていれば山瀬さんはこっちを振り返った。
「ミサキさん! 上!」
「え?」
「上見てください!」
山瀬さんははしゃぐ様に上を指さす。
疑問が浮かぶ前に顔を上げていた。
「わぁっ……」
小さな声が空へと吸い込まれていく。
目に映ったのは沢山の星だった。
暗闇を照らすかの様に沢山の星が輝きを放っていた。
「綺麗……」
星なんて久しぶりに見たかもしれない。
空を見上げる機会も中々ないし……。
空に星があるなんて、当たり前の事なのに、無性に涙が浮かんでくる。
「……俺……嫌な事とか元気が出ない時とかココに来るんです」
「え……」
「1人でこの空を見て、星だって頑張ってこんなに綺麗に輝いてるんだから俺も頑張ろうって……。
勇気を貰いに、ココに来るんです」
そう語る山瀬さんは柔らかい笑顔を浮かべていた。
でもすぐに真剣な顔つきになる。
明かりもなく暗い道に少し不安を感じていれば山瀬さんはこっちを振り返った。
「ミサキさん! 上!」
「え?」
「上見てください!」
山瀬さんははしゃぐ様に上を指さす。
疑問が浮かぶ前に顔を上げていた。
「わぁっ……」
小さな声が空へと吸い込まれていく。
目に映ったのは沢山の星だった。
暗闇を照らすかの様に沢山の星が輝きを放っていた。
「綺麗……」
星なんて久しぶりに見たかもしれない。
空を見上げる機会も中々ないし……。
空に星があるなんて、当たり前の事なのに、無性に涙が浮かんでくる。
「……俺……嫌な事とか元気が出ない時とかココに来るんです」
「え……」
「1人でこの空を見て、星だって頑張ってこんなに綺麗に輝いてるんだから俺も頑張ろうって……。
勇気を貰いに、ココに来るんです」
そう語る山瀬さんは柔らかい笑顔を浮かべていた。
でもすぐに真剣な顔つきになる。


