「おーい! 海咲! 今日も1時間早く……って言うか開店から入ってくれ」
「はい!? 昨日も一昨日も! その前もじゃないですか!!」
ノック音と共に聞き慣れた言葉をチーフから言われる。
昨日までは2つ返事で了承していたが、我慢の限界だった。
「今日私休みなんですけど!!」
「イイだろ~? どうせ暇なんだし、今日も山瀬さん来るだろうし!」
扉越しでもチーフがニヤけている事が分かる。
でも間違った事ではない。
山瀬さんに告白されてから……。
彼は毎日店に通う様になっていた。
その度に話し掛けられるし、正直困っているというのに。
チーフときたら楽しんでいる様にしか見えない。
「だから休みたいんです!」
「バカだな~好意を寄せてくれる人を大切にしろって!」
「チーフは大切にし過ぎです! だから12股なんて恐ろしい事……」
「今は16人な!」
「はい!?」
更に増えた彼女の数に思わず絶叫をした。
チーフの女遊び、ではない。
彼女事情は複雑すぎる。
彼曰く、皆本気らしいが……。
私はついて行けない。
「はい!? 昨日も一昨日も! その前もじゃないですか!!」
ノック音と共に聞き慣れた言葉をチーフから言われる。
昨日までは2つ返事で了承していたが、我慢の限界だった。
「今日私休みなんですけど!!」
「イイだろ~? どうせ暇なんだし、今日も山瀬さん来るだろうし!」
扉越しでもチーフがニヤけている事が分かる。
でも間違った事ではない。
山瀬さんに告白されてから……。
彼は毎日店に通う様になっていた。
その度に話し掛けられるし、正直困っているというのに。
チーフときたら楽しんでいる様にしか見えない。
「だから休みたいんです!」
「バカだな~好意を寄せてくれる人を大切にしろって!」
「チーフは大切にし過ぎです! だから12股なんて恐ろしい事……」
「今は16人な!」
「はい!?」
更に増えた彼女の数に思わず絶叫をした。
チーフの女遊び、ではない。
彼女事情は複雑すぎる。
彼曰く、皆本気らしいが……。
私はついて行けない。


