「そのジャージやっぱり小さいですね……」
「まあ……でも着られますから!」
明らかに小さいジャージなのに少しも嫌な顔をせずに笑顔を浮かべる山瀬さん。
そんな彼が凄く輝いて見えた。
またもや、トクンと鳴った胸を振り払う様に声を上げる。
「えっと、この歯ブラシは新品なのでよかったら使ってください。
歯磨き粉は洗面台の所にあるので」
「ありがとうございます!」
「それと……」
「ミサキさん……?」
言い淀む私を不思議に思ったのか、嬉しそうに歯ブラシを見ていた山瀬さんが視線をこっちに向けていた。
寝る場所について言わないといけないのに思う様に喋れずにいれば心配そうな顔が目に映った。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です……」
本当は大丈夫ではないのだが。
これ以上山瀬さんに心配を掛ける訳にもいかず小さく口を開く。
「まあ……でも着られますから!」
明らかに小さいジャージなのに少しも嫌な顔をせずに笑顔を浮かべる山瀬さん。
そんな彼が凄く輝いて見えた。
またもや、トクンと鳴った胸を振り払う様に声を上げる。
「えっと、この歯ブラシは新品なのでよかったら使ってください。
歯磨き粉は洗面台の所にあるので」
「ありがとうございます!」
「それと……」
「ミサキさん……?」
言い淀む私を不思議に思ったのか、嬉しそうに歯ブラシを見ていた山瀬さんが視線をこっちに向けていた。
寝る場所について言わないといけないのに思う様に喋れずにいれば心配そうな顔が目に映った。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です……」
本当は大丈夫ではないのだが。
これ以上山瀬さんに心配を掛ける訳にもいかず小さく口を開く。


