「だ、だってミサキって普通に名前だって思い込んでて!
俺、最初名前呼ぶの緊張して……あー……馬鹿だ……」
その場にしゃがみ込んで頭を掻きむしる山瀬さんを見て出会った頃の事を思い出した。
―------
『ミサキさんって面白い人ですね!』
『……え?』
『す、すみません馴れ馴れしくて……』
『いえ、気にしてないですよ』
『え……じゃ、じゃあミサキさんって呼んでも……』
「え? もちろん!」
―------
あの時は山瀬さんが照れる意味が分からなかった。
でも、名前だと誤解していたのなら……。
照れてもおかしくないのかもしれない。
「すみません、ちゃんと自己紹介をすれば良かったですね……」
「み、ミサキさんが謝らないで下さい!!」
2人で謝り合っていれば、可笑しくなって同時に笑い出していた。
俺、最初名前呼ぶの緊張して……あー……馬鹿だ……」
その場にしゃがみ込んで頭を掻きむしる山瀬さんを見て出会った頃の事を思い出した。
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『ミサキさんって面白い人ですね!』
『……え?』
『す、すみません馴れ馴れしくて……』
『いえ、気にしてないですよ』
『え……じゃ、じゃあミサキさんって呼んでも……』
「え? もちろん!」
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あの時は山瀬さんが照れる意味が分からなかった。
でも、名前だと誤解していたのなら……。
照れてもおかしくないのかもしれない。
「すみません、ちゃんと自己紹介をすれば良かったですね……」
「み、ミサキさんが謝らないで下さい!!」
2人で謝り合っていれば、可笑しくなって同時に笑い出していた。


