***
「遅くなりましたー……」
店に着いたのは17時30分だった。
暖簾をくぐれば、チーフと目が合う。
「海咲! ……と山瀬さん……」
私に続いて店に入ってきた山瀬さんを見るなりチーフは黙り込んでしまう。
しかしすぐに声を荒げた。
「おい! さっさと着替えて来い」
「はい! すみません山瀬さん、行って来ますね! ぬいぐるみ有難うございました!」
ぬいぐるみを掲げて笑顔を見せれば、山瀬さんも嬉しそうに頬を緩めた。
「はい! 頑張ってください! 食べながら応援してます!」
「いいなー私も食べたいですー……」
恨みがましく見つめれば勝ち誇った顔をされるが、その数秒後に同時に吹きだした。
「お、いいね~ご両人! 憎いね!」
「お似合いだね~美男美女!」
そんな私たちを見て周りのお客様たちが騒ぎ出す。
まだ開店して時間は経っていないのに、酔っ払っている人もいて大騒ぎだ。
「遅くなりましたー……」
店に着いたのは17時30分だった。
暖簾をくぐれば、チーフと目が合う。
「海咲! ……と山瀬さん……」
私に続いて店に入ってきた山瀬さんを見るなりチーフは黙り込んでしまう。
しかしすぐに声を荒げた。
「おい! さっさと着替えて来い」
「はい! すみません山瀬さん、行って来ますね! ぬいぐるみ有難うございました!」
ぬいぐるみを掲げて笑顔を見せれば、山瀬さんも嬉しそうに頬を緩めた。
「はい! 頑張ってください! 食べながら応援してます!」
「いいなー私も食べたいですー……」
恨みがましく見つめれば勝ち誇った顔をされるが、その数秒後に同時に吹きだした。
「お、いいね~ご両人! 憎いね!」
「お似合いだね~美男美女!」
そんな私たちを見て周りのお客様たちが騒ぎ出す。
まだ開店して時間は経っていないのに、酔っ払っている人もいて大騒ぎだ。


