まいは店を出て小走りで歩いた。

コツコツコツ…

まい以外の足音にまいは不審に思って立ち止まる。すると、不審な足音も止まる。
「!?」

まいが走る。不審な足音も走る。
(いや!こないで!)
まいは焦った。
足音は近くなっていた。追いつかれるとわかっていながらも、恐怖で足が思うように動かず、走れなかった。
追いつかれた!と、まいは目を瞑った。
ガシ!っと肩を掴まれた。
「離して!」
と、まいはできる限りの抵抗をした。
「まい!おれだ!」
聞きなれた声にまいは恐る恐る目を開ける。
「は、はると?な、なんで?」
「心配だから来たんだ。あめは帰らせた」
「よ、よかったぁ」
まいは泣きそうになった。
「あぁ、そうだ。連絡用にメアド教えて?」
「家で教えるよ。来て」
「おう」
まいははるとを家に連れた。そして、中に上がらせた。二階にある、自室に連れていくと、メアドを交換した。
「はい、メアド」
「ありがとう。なんかあったら、言えよ?」
「・・・うん!」
その後二人は楽しく話した。
永遠に続いたらいいのに。まいはそう思った。


これから起こることも知らずに・・・。