ネット

テストは集中できなかった。

「どうしよう」
そう悩むばかりだった。涼と会うのは危険。まいにはそんなの感じなかった。ただ、
「会いたい」しか思わなかった。だからまいは悩んだ。
しかし、まいは「友達が心配してるから」と、決断をした。

三時間目も終わり、終礼後まいはあめの所に行った。
「あめ、行くのやめる」
「・・・本当に?」
「うん。だからさ、カラオケ、、、私もいい?」
あめは笑顔で
「もちろん!」
といってくれた。そこにはるとも来る。
「まい決断したんだ」
「うん。ごめんね二人とも」
「ううん」
「大丈夫だよまい」
「へへへ」
まいは「これでいい」と考えながら帰った。
「ただいまー。」
(明日もテストだし、今日はスマホは使わないでいよう)
まいは二階にある自室にいった。そしてスマホを机の引き出しにしまった。
(テスト期間が終わったらね)
「涼には申し訳ない」
そう思いながら私服に着替え、勉強を始めた。
カリカリ、、、と文字を書く音が静かな部屋に響いた。

ときどき、文字を書く手が止まり、引き出しを見つめる。

「私の決断は間違ってないよね。」

集中しようと、まいは再びノートに目を移した。