ハナシは3か月前までさかのぼります。

いまでこそちょっと髪が赤毛なだけの可愛いJKなわたしですが、小紫野くんと出会ったころは正直最悪でした。

ちょっと浮かれて髪の毛を染めたらなぜか皆、わたしを遠巻きにして知らないうちにヤンキーと呼ばれて。

声をかけてくるヤローは軽いチャラ男か重すぎる不良の二択。

めげずに学校へ行くだけで毎日神経をすり減らしていた日々。(髪を染め直す選択肢はない)

イライライライラして人相も悪くなっていたわたしを泥沼からひっぱり上げてくれたのが小紫野くんでした。