あゝ。
も、疲れたよ、私。

やっぱり、私、不幸なのかなぁ。
と言うか、なんで私に『紫織』の名をつけたの。

紫。
私の家は、呪われている。

だって、紫とつく人はほとんど死んじゃった。

母は、紫和。
しよりよ。

そして、親戚の紫乃ちゃん。
しの、ね。

この流れからいくと、次は私かもしれない。